告白
頬を湿らす霧の中
僕はとても幸せだった
そして視界は白く濁り
やがて何も見えなくなった
「生き急ぐのは、生きることへの憧れ」
僕は思わず 舌を鳴らして目を伏せる
今を生きる現状は
目に余る 目に余る
「君の手の中にある物は、普遍性など無いものだ」
否定できずに息をのみ 指の間こぼれ落ちた
「死に急ぐのは、死ぬことへの恐れ」
僕は思わず 君を捜して振り返る
酷く滲む感情は
目に余る 目に余る
強く揺れる残像は
目に余る 目に余る
心開く願望は
目に余る 目に余る
※ 6月の7日間 "rokugatu blue" disc orange Track #01
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